伝達室の外での会話
方王が撃たれた。
すぐに救急車が呼ばれ、病院へ運ばれた。銃弾は腹部に当たっていた。重傷だったが、命は取り留めた。
誰が撃ったのか。混乱の中で、発砲した者はわからなかった。警察の中に誰かがいた。あるいは群衆の中に誰かがいた。調査が始まった。
学校は再び騒然となった。生徒の保護者たちが押し寄せ、授業は中断された。陳代鹏は一日中マスコミの質問を受け、「学校は全面的に警察に協力する」と繰り返した。
その夜、張遥が当直に残った。
他の教師たちが帰る中、張遥は一人職員室に残って書類仕事をしていた。張遥は教導処の主任で、学校の行事や生活指導を取り仕切る立場だった。名簿の中で今もまだ無事でいる教師の一人だった。
夜の十時を過ぎた頃、外から声が聞こえた気がした。伝達室の方から。
杜のじいさんはもういない。伝達室は今は別の職員が担当していたが、夜は無人になっていた。
張遥は窓から外を見た。暗い校庭に誰もいなかった。しかし声はまた聞こえた。二人の声のようだった。男の声と、もう一人、男の声。言い争っているように聞こえた。
張遥は懐中電灯を手に外へ出た。伝達室の建物の前に来た。声はここから聞こえていた。
「誰ですか?」張遥は言った。
返事はなかった。
しかし声は続いていた。壁の中から聞こえるように。
張遥は耳を壁に近づけた。声は確かにそこにあった。
一つの声が言っていた。「なぜ俺を使った。言われた通りにやったのに、なぜ俺を消した」
もう一つの声が言った。「うるさい、証拠を残すわけにはいかなかった。お前だってわかっていただろう」
「俺は生きたかった!お前は俺を殺した!」
張遥は壁から離れた。この声を知っていた。一つは杜のじいさんの声だった。もう一つは……
体が動かなかった。
背後から冷たい手が張遥の肩に置かれた。
ゆっくりと振り返った。
月明かりの中に、人が立っていた。首から上がなかった。白いシャツの上に、血が染み込んでいた。手には自分の頭を持っていた。頭の目が張遥を見ていた。
「馬大花先生」張遥は声が出た。
頭が口を開いた。「九のあばた穴掘って、十のあばた埋めてやる。張遥、お前は九番目か十番目か」
張遥は叫んで走った。
翌朝、張遥は学校の倉庫の中で発見された。椅子に縛られた状態で、口に布を詰め込まれていた。生きていたが、意識が混濁していた。
搬送される前に一言だけ言った。「見た。馬大花の顔のない姿を見た。声を聞いた。杜のじいさんと、もう一人の声を」
病院での診察で、外傷は縄による圧迫の痕のみで、他の損傷はなかった。
しかし張遥は二度と学校に戻ってこなかった。