5/1 22:49
ケビンはルイを家まで送り届けたあと、隣人のよしみもあって、ジョーイ・ブラウンが行方不明になったと思しき川岸をいくつか回ってみた。懐中電灯を手にあちこち見て回ったが、結局何も見つからなかった。それでも自分なりに力は尽くしたと思い、車に乗り込み、家の方向へと向きを変えた。
突然、前方の道は、ヘッドライトの届く範囲を除いて、あたり一面が闇に包まれた。遠くに見える町の黒い輪郭がわずかに赤い光をにじませ、その赤い光を映すムーズ川には、どこか異様なうねりがあった。
「また街灯が壊れてる。町の金は一体どこに使われてるんだ」ケビンは車の速度を落とした。視界が狭くなって、運転していて何となく落ち着かなかった。
その瞬間、ヘッドライトが何かを照らし出した――道路を横切っていく何か、模様か斑点のようなものが、瞬く間に消えていった。ケビンは反射的にブレーキを踏んだ。パトカーのタイヤが路面で甲高い急停止音を立て、車は道の真ん中でわずかに斜めになって止まった。ライトが斜めに路面を照らしているが、エンジン音と虫の鳴き声以外、そこには何もなかった。ただ、アスファルトの上に一筋の濃い色の水濡れの跡が残っているだけだった。
ケビンは車のドアを開け、懐中電灯を手に外へ出た。足取りは驚きと疑問でひどく緩慢だった。あれは何だったのか?なぜ道路を横切ったのか?やけに大きな斑紋ワニか?彼は水濡れの跡をよく見た。それは男が両腕を広げたほどの幅があった――いや、まさか、水が滲んで広がっただけだろう。だがそうだとしても、それはこいつの体が二百キロを下らない大きさだということを意味していた。そんなに巨大なワニがいるのか?この場所に?今この時に?
ボチャン。
そう遠くない、闇に沈んだムーズ川から、何かが水に入る音がした。ケビンは懐中電灯を川岸に、ムーズ川に向けた。びしょ濡れの跡は道路から川岸まで、ムーズ川に至るまで一直線に続いていた。水面は揺らぎ、その水底では、細長い何かの影が遠ざかっていくところだった。
ケビンは身を翻し、全速力で車に駆け戻った。深い困惑と芽生えつつある恐怖を抱えたまま、慌ただしくその場を後にした。