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霧の年代記

霧の年代記

著者
洗盡鉛華(阿娟)
執筆言語
🇹🇼
完結

仏典に伝わる天人と阿修羅の伝説に取材した『霧の年代記』が語るのは、一つの戦いではなく、一つの戦いの終わりである。伝説によれば、迷霧の森には阿修羅族の幼き姫君、阿奴が住んでいるという。その地には一年中濃い霧が立ち込め、人間が足を踏み入れれば命を落とし、仙人でさえも容易には抜け出せない。それは阿修羅王が愛娘のために張った結界であり、ただ彼女を森の中に隠し、天族の目論見を避け、過去の悲劇が繰り返されることのないようにするためのものであった。彼女は霧の奥深くに秘められた、口にできぬ最大の秘密であり、また両族の争いの源でもある。しかし天族と阿修羅族の戦いの最中、彼女はその卓越した魅惑の術を用いて敵将に軽傷を負わせ、阿修羅族が兵を退くのを助け、戦火を鎮めることとなる。

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