肖津の実在のモデルについて
肖津というキャラクターは、天津市で起きた出来事を参考にして創作されました。
天津市のある中学校の物理教師が、農村部や貧困家庭から来た生徒に対して授業中に差別的な発言を繰り返したという事案があります。この教師は「貧しい家の子は勉強しても無駄」「どうせ将来は農作業しかできない」などの言葉を生徒に向け、生徒の志望進路を嘲笑していたとされています。
この件は生徒の一人が成長後にインターネット上で証言し、社会的な注目を集めました。しかし証言当時、教師はすでに教職を離れており、法的な責任を問うことは難しい状況でした。
小説の中で肖津は複雑な人物として描かれました。生徒を傷つける一方で、不正行為の証拠を密かに収集し、それを告発しようとする面も持ちます。一人の人間の中に、悪意と正義が共存する姿を描こうとしました。
教師という立場が持つ権力と、その権力の使われ方について、この物語を通じて考えていただければ幸いです。